春の花粉症の原因は、スギやヒノキなのはご存知な方も多いと思います。
花粉は、実は1年中飛んでいるんです。
秋の花粉症はどんな植物が原因で発症するのでしょうか。
春の花粉症と秋の花粉症の症状に違いはあるのでしょうか。
春の花粉症で咳はあまり出なかったのに、秋の花粉症は咳が出て辛い。
そんな方が多いんです。
なぜ咳がでるのでしょか。
秋の花粉症の予防策や対策も知りたいですよね。
参考になれば幸いです。
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秋の花粉症の原因になる植物とは
春の花粉症の植物はご存知の方が多いですが、秋の花粉症はどんな植物があるのでしょうか。
実は、秋の花粉症の原因となる植物は、結構多いんですよ。
それでは、ご紹介していきますね。
本州、四国、九州に広く分布しており、草餅やお灸のもぐさとして使用されるるので、ご存知のかたも多いと思います。
高さは0.5〜1mで穂状に小型の花を咲かせます。
北アメリカ原産の植物ですが、現在では日本全土でよく見られる野草です。
高さは1mほどになり、穂状に黄色い花を咲かせます。
日本で最初に報告された花粉症原因植物です。
近縁種で、高さが2〜3mほどにもなるオオブタクサも最近は多くなって来ています。
日本全土の薮などでよく見られるツル草です。
つるを伸ばし茎や葉柄にある下向きのトゲでほかの木や草にからみつきます。
花粉を飛散させる雄花は花茎から白く小さな花を咲かせます。
アメリカ原産の植物で、現在は日本全土で見られる野草です。
高さは2〜3mで、よく河川敷などを黄色の花穂で埋め尽くすように群生しています。
別名は、セイタカアワダチソウと言います。
こちらの呼び名のほうが、お馴染みではないでしょか。
背が高いことと花が泡立つようにたくさん咲くことに由来します。
日本全土の道端や荒れ地、土手などでよく見られる野草です。
高さは1〜1.5mになり、花穂は細長く短い小さな穂に分かれ黄色がかっています。
花の形が動物のしっぽに似ていることから「尾花(オバナ)」とも呼ばれます。
その他にもたくさんありますが、上記の植物が秋の花粉症の主な原因植物です。
秋の花粉症の症状で咳が出ることが多い?
春の花粉症の症状で多いのが、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみです。
秋の花粉症は、上記に加え、倦怠感、発熱、咳、喉の痛みの症状が出ることがあります。
特に、咳の症状が出る方が多く、一度咳がでると止まらなくなる場合もあります。
私も、春の花粉症で咳は出ませんが、秋の花粉症は、咳が止まらなくなります。
なぜ秋の花粉症は咳が出る場合が多いのでしょう。
春のスギ花粉の場合は、花粉粒子径が大きいため、鼻粘膜に留まりやすく、気道への影響は少ないです。
そのため春の花粉症は鼻水やくしゃみが代表的な症状となっています。
一方、秋の花粉症の原因のひとつ、ブタクサ花粉は花粉の粒子が小さいです。
その為、気管に入ってぜんそくのような症状を引き起こすケースがあるそうです。
秋の花粉症の対策とは
春のヒノキやスギの花粉は、風に乗って広範囲に飛散します。
一方、秋の花粉の原因の野草は背が低いので、せいぜい数百メートルしか飛散しません。
秋の花粉症の一番の対策は、土手や、草原など野草に近づかないことです。
『君子危うきに近寄らず』ということわざもありますよね。
また、草刈りなどをした後に発症する場合が多いので、この時期は草刈りを控えたほうが良いでしょう。
田んぼの稲刈りの時期も気をつけて下さい。
かなり稲の花粉が飛散しています。
稲刈りシーズンの田んぼや、土手、野草の多い場所は、風下に立たないようにしたほうが良いです。
外出時は、マスクやメガネ、家に帰ってからは、うがいと洗顔をするだけでかなりの花粉を除去できますよ。
まとめ
秋の花粉症は、ブタクサ、ヨモギ、セイタカアワダチソウなど春よりも多くのアレルギー原因植物が存在します。
特にブタクサ花粉は、より粒子が細かいので、鼻の粘膜にとどまらず、気管に入り込み咳が出ることがあります。
春のスギやヒノキは、風に乗って広範囲に飛散しますが、野草は背が低いので、花粉は数百メートルしか飛散しません。
野草に近づかなければ、花粉を吸い込む事もありません。
とにかく、この時期の野草には近づかないようにしましょう。
万が一、花粉症の症状が出たら、すぐに病院へ行って受診してくださいね。
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