キレイなお月様をみていると、静かに気持ちになります。
十五夜にお月見をするのは、とても良い風習ですね。
でも、なんでお月見にお供えをするのでしょう。
お月見のイメージって、縁側に三方を置いて、お団子を三角に積み上げた感じではないでしょうか。
お月見をやってみたいけど、縁側が無い^^;
なかなか縁側があるお家は少ないですよね。
縁側が無い家はどこにお供え物を置いたら良いのでしょう。
お供え物はなんでお団子なんでしょか。
十五夜のお月見の疑問にお答えします。
お月見にお供えをする理由とは
お月見とは、お月様を愛で、『秋の収穫を神様に感謝をする日』という意味があります。
旧暦の8月15日に行われる、月を鑑賞する行事で、「中秋の名月」、「十五夜」、「芋名月」と呼ばれます。
お月見のルーツは、正確にはわかっていないそうですが、中国から来た行事だとするのが一般的だそうです。
中国各地では月見の日に里芋を食べることから、里芋の収穫祭と言う意味合いでした。
その後宮廷行事になり、日本に奈良~平安時代頃伝わったと言う説が有力だそうです。
日本では、旧暦の8月15日だけでなく、9月13日にもお月見をする風習があります。
「十三夜」、「後の月」、「栗名月」とも呼ばれて、十三夜には、月見団子の他に栗や枝豆をお供えします。
十三夜の風習は中国にはなく、日本独自のものです。
「十五夜をしたなら、必ず十三夜もしなければいけない」と言われています。
どちらか一方だけ見ることは縁起が悪いとされ、これを「片見月」といいます。
お月見にお供えする理由は、秋に収穫されたものをお供えすることにより、五穀豊穣を願ったり、神様に感謝する為です。
欠けることのない満月は、五穀豊穣の象徴だったと言われています。
秋に収穫された、すすき、お団子、里芋などをお供えすることが定番です。
ちなみに、すすきは稲穂の代わりとしてお供えされているんですよ。
お月見のお供えをする場所はどこでも良いの?
お月見のお供えをする場所は、大前提として、お月さまが見える場所です。
縁側ならバッチリですよね。
でも縁側が無いお家はどうしましょう。
ベランダでも、ダイニングテーブルでも、ウッドデッキでも、出窓でもどこでも良いんですよ^^
お供え越しにお月さまが見える場所があれば、どこでも良いので、お供えしましょう。
テーブルやちゃぶ台に乗せてお供えするのも良いですね。
因みに、お供えの配置は、お月さまから見て左から、すすき、花、野菜などの自然界のもの。
右側に、お団子、お神酒などの人工物を配置して下さい。
お月見のお供えはなんでお団子なの?
お供えは、基本的に秋の味覚なら何でも良いです。
里芋、梨、かぼちゃ、ぶどう、栗、柿、きのこ、さつまいもetc..
では、なんでお団子も一緒にお供えするのしょう?
江戸時代初期には、秋の収穫物と共に、団子やすすきをお供えすることが定着していました。
お月見の団子は丸いですよね。
これは、お月様に見立てて丸いお団子にしているんです
材料は、お米が収穫できた感謝の意味で米粉で作ります。
秋のお米の収穫に感謝してお団子をお供えするんです。
また、丸い形は縁起がよいとされ、お供えしたものを食べると、健康や幸福になると言われています。
因みにお月見は、旧暦の8月15日に行われますので、お団子も15個お供えします。
9月13日の十三夜は13個です。
まとめ
お月見は、旧暦の8月15日に行います。
秋に収穫されたお米や作物を、神様にお供えし、五穀豊穣を願い、感謝する行事です。
中国から伝わったと言われていますが9月13日にするお月見の十三夜は日本独自の風習です。
十五夜と十三夜は、片方だけ行う事を『片見月』と言われ、縁起が悪いとされています。
十五夜でお月見をしたら、十三夜もするようにしてくださいね。
お供えをする場所は、お月様が見える場所ならどこでも良いです。
小さなテーブルや、ちゃぶ台の上に乗せてあげる良いです。
お団子は、お月様に見立てて丸くします。
お米の収穫に感謝する意味で、米粉で作ります。
家庭では、収穫を感謝することはあまりないと思います。
日頃から、食べ物をいただけることに感謝して、無病息災を願ってお供えするのも良いかもしれませんね。
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