インフルエンザの予防接種は子供には特に効果がある?副作用は?

秋のイベント

予防接種

毎年10月頃になるとインフルエンザの予防接種の案内を目にする機会が増えますよね。

予防接種受けていますか?

毎年予防接種を受けている方は、50~60%位だそうです。

子供にはインフルエンザの予防接種を受けさせるべきなのでしょうか。

私の子供の学校では、冬になると毎年学級閉鎖になるクラスがあります。

クラス全員がインフルエンザの予防接種を受けていれば、罹患する子供は少なくなるのでしょうか。

予防接種の効果がどの位いあるのかを知りたいですよね。

効果があるとしても、副作用があったら躊躇してしまいます。

インフルエンザの予防接種を、子供に受けさせたほうが良いかどうか迷っている方必見です。

スポンサーリンク

インフルエンザの予防接種を子供に受けさせるべき?

まず、インフルエンザの予防接種の仕組みを理解していただいたほうが、分かりやすいです。

インフルエンザのワクチンは、ウイルスではありません。

予防接種を受けても、インフルエンザに感染することはありません。

体の中に抗体を作ることによって、万が一インフルエンザウイルスが侵入しても、素早く排除するため、発病しにくい体になります。

発病したとしても、抗体のおかげで増殖スピードが阻害され、症状が軽くなります。

しかし、予防接種によって出来た抗体は、3ヶ月位すると効果が低下していき、5ヶ月位でほぼ効果が無くなります。

そのため、毎年受ける必要があるんです。

インフルエンザの予防接種を子供が受けるとどんなメリットがあるのでしょうか。

大人は、かつて罹ったインフルエンザの免疫が体内に残っていたり、かつて受けた予防接種の抗体の記憶が残っていたりする場合があります。

しかし、子供は体内にインフルエンザウイルスの抗体が全く無い場合が多いです。

少しでも多く体内に抗体を作るためには、予防接種を受けさせる必要があります。

抗体が無い子供がインフルエンザに罹ると、インフルエンザ脳症という病気を発症することがあります。

この病気を防ぐためにも、予防接種は有効です。

インフルエンザの予防接種は、生後6ヶ月から受けることが可能です。

先程もご説明しましたが、体内で出来た抗体は、一生有効なものではありません。

できれば、子供のうちは毎年インフルエンザの予防接種を受けさせ、都度抗体を作ることをおすすめします。

インフルエンザの予防接種の効果はどの程度?

インフルエンザの予防接種を受けたのに、インフルエンザになったことがある方って意外といますよね。

スポンサーリンク

私も経験があります。

インフルエンザの予防接種の効果はどの程度あるのでしょうか。

一般的に、インフルエンザの予防接種は2回行われます。

ワクチンの不足により1回しか打てない場合もありますが、2回接種した前提でお話します。

インフルエンザの不活化ワクチンは、2回接種することが大切です。

3週間おきに2回摂取すると、抗体の陽転率は2倍になるそうです。

しかし、体質などにより2割位の方は、予防接種をしても抗体ができません。

つまり、10人に2人はワクチンが効かないと言う事になります。

この数字を高いと思うか低いと思うかは意見の分かれるところだと思います。

私が子供の頃は、インフルエンザの予防接種を学校で全員受けていました。

思い返してみると、当時インフルエンザで学級閉鎖になった記憶はありません。

学校内で、インフルエンザがものすごく流行した記憶もありません。

少なからず、ワクチン接種が効果的だった証拠ではないでしょうか。

子供は、集団生活しています。

周りに迷惑をかけないためにも、インフルエンザの予防接種を受ける意義があると思います。

インフルエンザの予防接種の副作用はあるの?

結論から言うと、副作用はあります

ただし、全員ではありません。

インフルエンザワクチンは、ウイルスを不活化し抗原として接種します。

わざと炎症をおこして抗体を生産し、免疫力をつけます。

そのため、反応が過剰に出てしまうことがあります。

どのような症状かと言うと、接種部位局所の、発赤・腫脹・疼痛・硬化などがあります。

軽度の発熱や倦怠感(だるさ)、頭痛がでる場合もあります。

程度の差はありますが、副作用がでる割合は、20%以下です

通常は、2日、3日程度で終息していきます。

稀にアナフィラキシー症状のような重篤な副作用も発生します。

しかし、重篤な副作用は、基礎疾患のある高齢の方に多いです。

子供にインフルエンザの予防接種を受けさせることは、デメリットよりもメリットのほうが多いと思います。

インフルエンザ脳症の予防の効果もありますからね。

まとめ

インフルエンザの予防接種は、小さい子供ほど効果があります。

免疫や抗体が全くない状態の子供は、インフルエンザウイルスに完全に無防備です。

少しでも早く、免疫を付けることをおすすめします。

8割近くの方に効果もありますので、やらないよりやったほうが良いでしょう。

副作用も確認されていますが、重篤な副作用がでる事は稀です。

万が一、副作用が出ても通常は2、3日で収束します。

インフルエンザの予防接種を受けることによる、デメリットよりメリットのほうが多いと思います。

特に、小さな子どもさんには、是非予防接種を受けさせることをおすすめします。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました