親しくしている方から喪中の連絡が届いた場合、励ましの返事をしたいですよね。
どんな返事をしたら良いのでしょうか。
喪中の返事のマナーがあれば知りたい。
年賀状を送るのは気がひけるので、控えようと思うけど、挨拶はしたい。
代わりになるものは無いのでしょうか。
喪中の返事や挨拶について、ご紹介しようと思います。
喪中の連絡の返事の仕方とは
喪中の連絡がはがきなどで届くことがありますが、特に親しくしている方には返事をしたいですよね。
どの様に返事をするべきなのでしょうか。
親しい間柄なら励ましの電話をするのも良いでしょうが、『親しき仲にも礼儀あり』で、文章で返事をするほうが良いでしょう。
私のおすすめは、『喪中見舞い』です。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、近年この喪中見舞いをされる方が増えてきています。
この喪中見舞いは、喪中の連絡を受けた場合、直後にできる弔意の伝え方です。
すぐにでも、お悔やみの気持ちを伝えたい場合には最も適した方法と言えるでしょう。
では、具体的に何をするのかご説明致します。
喪中見舞いは、お悔やみの気持ちを伝える手紙やはがきを、香典やお供え物と一緒に送ります。
はがきや手紙だけでも良いです。
香典を送る場合は、現金書留封筒に、香典袋に入れた現金と手紙を一緒に入れて送ります。
お供え物などの品物を送る場合も、白い便箋に書いた手紙を同封します。
この喪中見舞いは、不幸をハガキなどで初めて知ったため、香典やお供えを渡せなかった事に対する対応です。
相手方は、気を使って伝えてこなかった可能性があります。
葬儀から時間が立っている場合は、香典やお供えを送るのは控えたほうが良いです。
お返しなどを用意する手間をかけてしまうので、手紙か喪中ハガキだけにしておきましょう。
喪中の返事のマナーとは
喪中の連絡が届いたあとの返事をする場合は、どんなマナーが有るのでしょうか。
基本的に、喪中の連絡の返事は必要ありません。
特に親しくしているので、どうしてもお悔やみが言いたい場合は返事をするのは良いと思います。
前章でご説明しました、喪中見舞いの形式で返事をしましょう
不幸から、49日が経過していなければ、香典やお供えを送ると良いです。
熨斗は結び切りのデザインのものを選び、『御仏前』『御霊前』『喪中御見舞』『御供』と表書きします。
手紙を書く場合は、白の便箋を用意し、薄墨で書くと良いでしょう。
ハガキは、通常のハガキで送って大丈夫です。
弔事用の胡蝶蘭のハガキでなくても良いです。
切手は、普通切手にしましょう。
喪中見舞いは、相手を励ましたい気持ちを伝えるのが目的です。
弔事用の切手は止めたほうが良いです。
喪中見舞いの書き方
喪中見舞いは『句読点はつけない』『書き始めは、一文字下げない』で書きます。
時候の挨拶や『喪中御見舞申し上げます』も不要です。
忌み言葉(死ぬ)や繰り返す言葉(重ね重ね)は使ってはいけません。
喪中見舞いの目的は、相手を励ますことですので、故人との想い出などを織り交ぜて書くと良いです。
もちろん、お悔やみの言葉と、喪中の連絡を頂いたお礼も書きましょう。
年賀状を控える旨も記載します。
相手を気遣う気持ちをしっかり伝える言葉で締めくくると良いです。
喪中見舞いは、必ず年内に届くように出してください。
喪中に年賀状の代わりになる挨拶の方法を知りたい
喪中の連絡を頂いたが、喪中見舞いを出さない、もしくは出せない場合もありますよね。
その場合は、『寒中見舞い』を出すと良いです。
寒中見舞いは、もともと時候の挨拶をするためのものです。
最近では喪中の方や、様々な理由で年賀状が出せなかった方への新年の挨拶状の意味合いの方が強くなっています。
松の内が明ける日から立春まで、1月7日~2月4日までに出すのがルールです。
寒中見舞い書き方
『寒中見舞い申し上げます』で書き始めます。
相手を気遣う言葉、近況報告、時候の挨拶を書きます。
喪中はがきを頂いたお礼も忘れず書いて下さい。
もう一度、相手を気遣う言葉で締めます。
最後に日付を入れて完成です。
まとめ
喪中の連絡を頂いた場合、基本的には返事は不要です。
親しい方や世話になった方などには、返事をするのも良いです。
喪中見舞いと言う形で返事をするのが、最近では多くなっています。
返事の仕方には、マナーやルールがあります。
相手方に失礼にならないようにしましょう。
年賀状を出す代わりに、寒中見舞いを出すのも良いです。
『親しき仲にも礼儀あり』と言います。
電話やメールだけで返事するのでは無く、文章でしっかりお悔やみを伝えると気持ちが伝わると思いますよ。
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