熱帯魚のアクアリウムの作り方教えます。水草水槽を作ってみよう!

アクアリウム

水草水槽

熱帯魚を飼うなら、見た目がキレイな水槽にしたいですよね。

小さな魚たちが、水草の間を群れで泳ぐ姿は、本当に心癒されます。

そんな水草いっぱいのアクアリウムを作ってみたい。

でもどうやったらいいのかわからないという方の為に、水草の入ったアクアリウムの作り方、また水草の育て方や注意点などをご説明していきたいと思います。

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第1章 水草育成の基礎知識

水草は、植物です。

なので、光合成をします。

その為には、二酸化炭素が必要です。

そして、栄養分(肥料)も必要になってきます。

外で太陽の光を燦々と浴びて、二酸化炭素も豊富にある空気中と違って、水槽の水の中には栄養も二酸化炭素も少ないのです。

水草を育てる場合は、二酸化炭素と肥料を水中に溶かす必要があります。

肥料は、熱帯魚ショップで販売していますので、購入してください。

二酸化炭素も、ボンベ式、発酵式の器具やタブレットなどで、添加します。

あとは、光です。

太陽光のような強い光は必要ありません。

熱帯魚ショップに、水草育成用のライトが売っています。

市販のライトで十分です。

水草も、休憩が必要です。
暗くなると休憩しますので、タイマーを付けて、夜間は暗くしてください。

水槽に日光が直接当たらないようにしてください。

水槽に日光が直接当たると、水草は成長しますが、コケも成長します。
そのような場所に水槽を設置すると、植物プランクトンが大発生しグリーンウォーターと呼ばれる、真緑色の水になってしまい、水槽の中が見えなくなってしまします。日光は直接水槽に当たらないようにしましょう。

水草の中には、二酸化炭素をたくさん必要とするものがあれば、そうでないものもあります。

二酸化炭素をたくさん必要とする水草が、二酸化炭素が不足すると、茶色くなって枯れたり、溶けてなくなります。

慣れないうちは、二酸化炭素をあまり必要としない、丈夫な水草を選択したほうが良いでしょう。

次章では、初心者でも育てやすい水草を紹介します。

第2章 水草を選ぼう

水草と一言に言っても、たくさんの種類があります。

緑系、赤系など色も様々です。

熱帯魚ショップに行くと、たくさんの水草が売られています。

基本的には、気に入った水草を購入すればよいのですが、水草によって育て方の難易度が違います。

最初は、丈夫で枯れにくい水草を選ぶと良いでしょう。

熱帯魚ショップで聞けば、教えてもらえると思います。

水草を植える時は、前景に背の低い水草、中景に少し背の高いもの、後景に背の高い水草を植えていきます。

私がオススメの前景、中景、後景の丈夫な水草を少し紹介します。

・前景
ウイローモス、アヌビアス・ナナ、ピグミーチェーン・サジタリア、グロッソスティグマ、ピグミーチェーンアマゾンソード

・中景~後景
カボンバ、マツモ、アマゾンソード・プラント、アマゾンチドメグサ、ウォーターウイステリア、ミクロソリウム、バリスネリア

このあたりが、丈夫で育てやすく、しかも安価です。

熱帯魚ショップでも、取り扱いが多いです。

定員さんに、丈夫で枯れにくい水草を聞いてみると、教えてもらえますので、その中から選ぶのも良いでしょう。

第3章 水草水槽の管理方法

水草のたくさんあるキレイな水草水槽を見ているとはとても癒やされます。

セッティングしたばかりの水草水槽は、理想の状態を作り上げていると思います。

流木を配置し、岩を置き、熱帯魚の通る水草のトンネルなどがある水槽はとてもキレイです。

しかし、水草は成長し、どんどん背が高くなり、見栄えが変わってきます。

更には、やっかいなコケも発生します。

定期的に、お手入れをしなければなりません。

ここからは、水草水槽のお手入れ方法を解説していきます。

トリミング

水草は、ほっておくとどんどん成長していきます。

背が高くなりすぎたり、広がりすぎたりして、時には水面より上まで成長し、水上葉になってしまい、照明の光を遮って他の水草の成長を妨げてしまいます。

見栄えも悪くなりますよね。

そこで、伸びすぎた水草や、広がりすぎた水草のトリミングが必要になります。

トリミングは、伸びすぎた水草をカットするだけではなく、カットした水草を植え直して、増やすこともできるため、ぜひ覚えましょう。

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1.伸びた茎をハサミでカットし、カットした部分を植え直す。

伸びた水草の茎の真ん中ぐらいをカットします。
カットしたものを、植え直すと、カットした部分から、根が出て定着します。

水草を倍々に増やせます。
水草を増やしたい時は、この方法がオススメです。

カボンバなどは、簡単にどんどん増えていきます。
しっかり増やしたい時は、カボンバが良いです。

2.伸びた水草を刈り込む

伸びすぎた水草の余分な上部をハサミでカットします。

カットした部分から、脇芽がでて、ボリューム感がでます。

密度の高い景色を作りたい時は、積極的に刈り込んでください。

剪定するイメージです。

カットした上部は、使用しません。(使用しても構いません)

この方法は、思い描いた水草のラインを形成したいときに使ってください。

カットした直後は、見栄えが悪いですが、徐々にキレイになっていきます。

3.水草を根から抜いて、剪定し、差し戻す。

水草のカット面が見えるのが嫌な場合や、カットした後も同じ景色を維持したいときに使います。

まず、底床の砂を巻き上げないように、そっと根ごと引き抜きます。

バットか皿のよなものに置き、希望の長さにカットします。(根の方を捨てます)

カットした上部を再度差し戻します。

この方法は、少し手間がかかりますが、差し戻した直後から、理想の景観を作ることができます。

コケ対策

アクアリウムを作っていく上で、一番気を使うのは、実はコケ対策です。

私も、コケには本当に苦労させられています。

コケと言っても、いくつか種類があります。

・茶苔
このコケは、水槽や水草の表面につく茶色のコケです。
このコケは、水道水に含まれるケイ素を栄養にしますので、水換えを頻繁にやりすぎると逆効果になります。

このコケを退治するには、ヤマトヌマエビやオトシンクルスを入れると良いです。
茶苔をしっかり食べてくれます。

対策としては、茶苔が栄養とするケイ素は、水草も同様に必要とします。
しっかり二酸化炭素を与え、元気な水草にケイ素をしっかり吸収させ、コケにケイ素を行き渡らなくさせることが一番です。

・アオミドロ
このコケは、糸状でフワフワしており、緑色や茶色のコケです。
このアオミドロは、コケの中でも成長スピードが最も早く、どこかに引っかかれば、一気に増殖します。

このアオミドロが発生する原因は、水の富栄養化です。
熱帯魚の排泄物やエサの食べ残しにより、水槽の中の栄養分が蓄積し発生します。
ただ、このアオミドロは、相当富栄養化が進まなければ発生しません。

原因としては、熱帯魚の入れすぎ、エサの与えすぎ、ろ過装置のフィルターの能力不足、水草の肥料の与えすぎなどです。

万が一、アオミドロが発生した場合は上記原因を改善してください。
今回も、ヤマトヌマエビを投入すれば、アオミドロを食べてくます。

その他にも、コケの種類はありますが、発生原因は、水の富栄養化と光の量がメインの原因です。

ヤマトヌマエビと、オトシンクルスである程度対処できますが、古くなったコケや硬いコケは食べてくれません。

どうしても残ってしまったコケは、手動で除去するしかありません。
スポンジやコケ取り用のヘラで、除去してください。

それでも取れないコケがあります。
その時は、水槽内に入る光を完全に遮断してください。

ダンボールなどを水槽に貼り付けて、完全に光を遮断すると、コケは成長できなくなり、枯れていきます。

水草にも影響が出るんじゃないかと、心配されると思いますが、水草のほうコケより強いので、水草があります枯れる前にコケが枯れます。

この方法は、コケ退治には非常に有効ですが、光がほんの少しでも水槽内に入ってしまうと、効果がなくなりますので、完全に遮光してください。

まとめ

1.水草をえらぶ。
二酸化炭素をあまり必要としない水草をえらぶと、育て易いです。

2.肥料・二酸化炭素を溶かし入れる。
ボンベ式、発酵式、タブレットなどがあります。
導入しやすいものを選んでください。

3.トリミングをして、維持管理します。
水草をほっておくと、どんどん伸びて見栄えが悪くなります。
定期的にトリミングしましょう。

4.コケ対策はしっかりと
水槽の水の富栄養化、直射日光に当てない、ヤマトヌマエビ・オトシンクルスを入れるなど対策はしっかり取りましょう。

水草水槽は、少し手間がかかりますが、キレイなアクアリウムを作るためには、水草を植えたほうが良いです。

たくさん水草を植えて、オリジナルのアクアリウムを作るのは本当に楽しいです。

ぜひ挑戦してみてください。

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