レッドテールキャットは混泳できるのか?実際に挑戦した結果は。

アクアリウム

レッドテールキャット

レッドテールキャットは、大型ナマズの中では最もポピュラーなナマズです。

赤い尾びれが大変美しい熱帯魚です。

熱帯魚ショップでも、ベビーなら1,000円前後で購入できます。

一般的に大型肉食魚単独飼育が望ましいと言われていますが、水族館などで、大きな混泳水槽を見たことが有る方もいると思います。

レッドテールキャットは、かなりの大食漢で、なんでも丸呑みにしてしまいます。

そんなレッドテールキャットは他の熱帯魚と混泳が可能なのか。

実際に混泳させてみた結果をご紹介したいと思います。

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アロワナ編
アロワナは水槽内の上層部を、レッドテールキャットは底床部を泳いでいます。

そのため、お互いの領域を干渉しないので実は混泳させやすいと思います。

実際、アロワナとレッドテールキャトの混泳は何回かやっています。

結論から言うと、アロワナとレッドテールキャットの混泳でアロワナが襲われたことは一度もありません。

しかし、アロワナがレッドテールキャットを丸呑みしたという話もよく聞きます。

では、なぜ私の水槽では混泳ができたのでしょうか。

大きなポイントがあります。

ポイント
レッドテールキャットとアロワナ両者が幼魚のうちから混泳させたこと。

私の水槽では、両者が10cm前後の頃から混泳させました。

そうすることで、お互いをエサと認識することが無くなると思います。

実際、そのまま成長し、お互い60cmを超えても全く攻撃する仕草はありませんでした。

同居人という認識が出来上がっているからだと思います。

幼魚のアロワナは、レッドテールキャットより少し大きめの個体で始めて下さい。レッドテールの方が大きいとこの時点でエサになってしまいます。

 

ポリプテルス編
ポリプテルスとレッドテールキャットは、両者とも底床部分で暮らしています。

お互いを干渉してしまいそうでうが、意外と平気でした。

ポリプテルスは、呼吸をしに水面に泳いでいく以外は比較的じっとしています。

レッドテールキャットは、目の前で魚が動くと反射的に食べてしまいます。

こちらも、幼魚のうちに一緒に飼うことで、エサという認識はなくなると思います。

ポリプテルスは、体が細長く、レッドテールキャットの口に入りやすいので、幼魚のうちに混泳させる場合、レッドテールキャットの1.5倍位の個体と混泳させて下さい。

 

オスカー編
オスカーは非常に縄張り意識が強く、エサを食べるスピードも早く非常に攻撃的です。

自分より大きなレッドテールキャットを攻撃します。

水槽の水をバシャバシャさせながらケンカしますので、場合によってはレッドテールキャットが水槽を飛び出す事故になります。

オスカーでは無いですが、実際ケンカして大暴れして、水槽の上部のガラスを突き破って水槽外へレッドテールキャットが飛び出した経験があります。

オスカーなどの気の荒い熱帯魚とは混泳させないほうが無難でしょう。

 

エイ編

エイもポリプテルス同様、低床部にいますので、レッドテールキャットと生息域がかぶります。

縄張りを干渉しそうでうが、そうでも無いようです。

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私は、モトロと一緒にレッドテールキャットを混泳させたことがありますが、全く攻撃しませんでした。

同じアマゾン川流域に生息する熱帯魚なので、モトロが毒針を持っていることを知っているのでしょうか。

エサも、レッドテールキャットと同じ人工飼料を食べますので、混泳には向いています。

私的にはオススメです。

 

ここで、レッドテールキャットを混泳させる為に私がやってきたテクニックをご紹介します。

早い段階で、メダカや小赤を与えるのをやめること、もしくは一切与えず育てること。

レッドテールは、幼魚のうちは冷凍アカムシで育てるのが一般的です。

15cmを超えてくると、冷凍アカムシを食べる量もものすごくなり、エサ代がかさみます。

1回のえさやりで、冷凍アカムシのキューブでを10個以上食べます。

そこで、小赤などの活餌に変更すると、4、5匹でお腹がパンパンになるので、冷凍アカムシ10個より多少経済的になります。

しかし、あっという間に大きくなり、すぐに小赤も10匹以上食べるようになり、またもやエサ代がかさみます。

そこで、人工飼料に切り替えようとします。

しかし、活餌をずっと食べている個体は、人工飼料をなかなか食べてくれません。

ここで活餌を継続すると、生きてる魚は基本的に全部エサだと言う認識が深まり、アロワナなどの混泳魚もエサだと認識してしまうでしょう。

ですので、メダカや小赤はできるだけ早く卒業するか、もしくは、最初から与えないほうが良いと思います。

 

私がやってみて成功したのは、人工飼料を食べるポリプテルスと混泳させ、それを食べているポリプテルスを見せることで、レッドテールキャットが人工飼料をエサと認識し食べだしました。

もしくは、レッドテールキャットは大変良くヒトになつきますので、エサを投入する際、手元まで近づいてきます。

その時、人工飼料も一緒に口の中に入れます。

最初のうちは吐き出しますが、しばらく与えていると、味を覚え食べるようになりました。

その個体は7、8種類の熱帯魚と混泳していましたが、60cm以上のサイズになっても、他の熱帯魚を一切襲ったことはありません。

 

まとめ

1.レッドテールキャットと混泳させるには、幼魚のうちから始めましょう。

2.混泳させる幼魚のサイズは、レッドテールキャットより少し大きめの個体で始めましょう。

3.気の強い気熱帯魚との混泳は避けましょう。

4.活餌は、早い段階で与えるのをやめる、もしくは最初から与えないようにしましょう。

5.人工飼料に早い段階で切り替えましょう。

 

レッドテールキャットは、180cmなどの大きな水槽で飼えば、80cmくらいまでは成長します。

泳ぐ姿は、大変迫力がありかっこいいです。

エサはものすごくたくさん食べますが、ヒトによく懐きます。

レッドテールキャットの餌やりは、本当に可愛くて、私が餌を持って近づいていくと水面まで上がってきて大きな口を開けて待っています。

その口に中に、手一杯に握った人工飼料を流し込みます。

 

やってみたくありませんか?(笑)

 

そんな可愛いレッドテールキャットの混泳水槽は、迫力満点です。

アロワナと混泳させると大変見栄えも良いです。

ぜひ挑戦してみてくださいね。

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