たくさんの種類の熱帯魚を入れてた混泳水槽は、見ごたえがありますよね。
私も、アクアリウムを作る時は、結構な種類を一つの水槽に入れて混泳を楽しんでいます。
そんないろんな種類の熱帯魚を入れた混泳水槽を作ってみましょう。
今回は、淡水熱帯魚の混泳水槽の作り方、注意点などを解説したいと思います。
混泳アクアリウムを作る上での注意点とは
混泳アクアリウムを作る上で、いくつか注意点があります。
まずは、注意点をしっかり覚えましょう。
熱帯魚の中には、気性の荒いものや臆病なもの、常に底にいるものや、常に上部にいるもの、動きの早いもの、遅いもの、縄張り意識が強いものなど、そまざまな特性があります。
その特性を理解した上で混泳させないと、悲劇的な結末になります。
例えば、動きが早く、常に泳ぎ回っているものと、基本的にじっとしているものを一緒に入れてしまうと、じっとしている方の熱帯魚はストレスを感じて、場合によっては死んでしまいます。
今回は、肉食魚以外の混泳についてご紹介します。
混泳に向く種類、向かない種類がありますので、具体的にご紹介していきますね。
混泳に向く熱帯魚
・グッピー
グッピーは、メダカの仲間で、非常に飼育しやすく見た目もキレイなので、混泳には最適な種類です。
繁殖も容易で、複数で飼育しているといつの間にか増えています。
エサは、基本的になんでも食べますが、市販の人工飼料で大丈夫です。
種類によっては高価なものもありますが、安価な外国産の養殖されたものをたくさん入れると見栄えが良いです。
国産のグッピーの方が丈夫ですが、値段が3倍位高いです。
外国産グッピー1ペア200円、国産グッピー1ペア600円くらいです。
注意点としては、国産と外国産は一緒に入れないほうが良いです。
外国産グッピーと国産グッピーでは、飼育環境が違います。
外国産のグッピーは、養殖池で大量に飼育されるので、感染症などの病気にかかっているものや、そのリスクを持っているものがいます。
くれぐれも、国産と外国産は一緒にしないで下さい。
・ネオンテトラ
最大で3cmほどの小さな熱帯魚です。
飼育も容易で、丈夫です。
エサも何でも食べますので、市販の人工飼料で大丈夫です。
性質もおとなしく、混泳に向いています。
名前の通り、ネオンのように光沢が有り、青いボディーに赤のラインが大変キレイな熱帯魚です。
値段も安価で、10匹500円ほどで購入できます。
群れをなして泳ぐので、なるべくたくさん入れてあげると良いでしょう。
近縁種で、カージナルテトラやダイアモンドネオンテトラなど種類も豊富です。
・エンゼルフィッシュ
エンゼルフィッシュと言う名は、知らないヒトはいないほど有名な熱帯魚です。
見た目の綺麗さでは、トップクラスと言っても過言ではありません。
種類も豊富で、体表が白くキラキラと光って見えるプラチナエンゼルなどは大変美しい種類です。
ヒトによく懐き、水槽に近づいていくと水面によってきてとても可愛いです。
しかし、気性が少し荒いため、他の魚を追いかけ回すことがありますので、少し注意が必要です。
成魚になると、口に入る小さな魚やエビなどを吸い込んで食べてしまいますので、ネオンテトラなどの小さな魚とは混泳させないで下さい。
エンゼルフィッシュの混泳のオススメは、数種類のエンゼルフィッシュだけでアクアリウムを作ることです。
マーブルエンゼルフィッシュや、プラチナエンゼルフィッシュ、ブルーエンゼルフィッシュなど混泳させるととてもキレイです。
繁殖も比較的容易で、水草に小さな卵を産み付けます。
しかし、混泳水槽の場合、卵を産み付けた本人が、防衛反応で食べてしまいますので、ペアができたら、他の水槽に移して産卵させたほうが良いでしょう。
・グラミー系
グラミーは、比較的おとなしい性質で、混泳に向いています。
ドワーフグラミー、パールグラミー、ネオンドワーフグラミー、ゴールデンハニードワーフグラミーなどがオススメです。
グラミーは体長5cmほどの物が多いですが、パールグラミーは10cmほどになりますので、迫力があります。
同種同士では、多少縄張り争いをしますが、相手がボロボロになるまでのケンカはしませんのでご安心下さい。
・コリドラス
コリドラスなどの小型のナマズも混泳に向いています。
コリドラスも、たくさんの種類がありますが、どれもおとなしく、見栄えも可愛いので、混泳水槽の低床部が華やかになります。
ブラック、レッド、ホワイトのコリドラスは安価ですが、パンダコリドラスのように高価な物もあります。
コリドラスも、群れで行動するので、複数いると安心します。
エサは、コリドラス専用の物が市販されていますので、それを与えて下さい。
混泳に向かない熱帯魚
肉食魚と、小型熱帯魚の混泳はNGです。
すべて餌になってしまいます。
スマトラは、他の魚のヒレをかじる性質があり、エンゼルフィッシュやグッピーと混泳すると、ボロボロにされます。
セルフィンプレコは、水槽のコケを食べてくれるので、重宝されますが、成長すると50cmを超えます。
性格も荒く、攻撃的です。
10cm位までなら、さほど害はありませんので、水槽の掃除屋として混泳させるのは大丈夫です。
このセルフィンプレコは、たの魚の体表を舐める性質があり、エンゼルフィッシュや、ディスカスなど、体高のある魚は、寝ている間に舐め回され、殺されることがあります。
私も実際、ディスカスをなめ殺されたことがありますので、セルフィンプレコを入れるなら、10cm未満に個体にして下さい。
まとめ
混泳水槽は、基本的にお互いを傷つけない、性質のおとなしい種類の熱帯魚で構成するのが望ましいです。
今回ご紹介しました熱帯所は、私が作ったアクアリウムにすべて混泳させて、検証したものです。
ですので、エンゼリフィッシュにネオンテトラを食べられ、数十匹が全滅したこともありますし、エビを食べられたこともあります。
肉食魚では無くても、口に入るものは、食べてします個体もいますので、注意して混泳させましょう。
水草がいっぱいの水槽に、たくさんの種類の熱帯魚が泳ぐアクアリウムは、とてもキレイです。
それぞれの熱帯魚の性質をしっかり理解して自分だけのオリジナル混泳アクアリウムを作ってくださいね。
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