熱帯魚の肉食を90cm水槽で飼うとき、知っておきたいこと。

アクアリウム

アロワナ
水族館の水槽で飼育されている大型の肉食魚をみると、迫力満点でかっこいいですよね。

そんな肉食魚を飼ってみたいと思う方も多いと思います。

でも、水族館のような大きな水槽は家に置けないですよね。

家でも置けるサイズの水槽で飼うことになるのですが、どのくらいの大きさの水槽なら大丈夫なのか気になると思います。

できれば、120cmや180cmの水槽で飼いたいのですが、そんな大きな水槽を設置するスペースが無いことも多いです。

そこで、90cmの水槽なら、なんとか置けるという方の為に、90cmの水槽で大型肉食魚を飼う為に知っておきたい事をまとめてみました。

我が家には、水槽が8本ありますが、90cmの水槽で大型肉食魚を飼ったことが何度もあります。

私の経験上、得た知識ですが、参考になれば幸いです。

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第1章 90cm水槽でどんな種類の肉食魚が飼育できるの?

肉食魚と一言に言っても、大型、中型、小型と成長するサイズも速度も違います。

結論から言ってしまうと、ほとんどの種類の肉食魚が90cm水槽で飼えます。

熱帯魚は非常に頭がよく、水槽のサイズに合わせて成長速度を自分で調整します。

自分のいる水槽内で方向転換できるギリギリのサイズまで成長し、その後は成長を止めます。

実際、私が大好きなアロワナは、食欲旺盛で、たくさんエサを食べますが、水槽内で限界まで成長すると、食が細くなります。

おそらく、生きていく上で最低限の栄養しか摂らないようにしていると思います。

しかし、中には身動きが取れなくなるまで成長する肉食魚もいます。

私が飼った肉食魚で、一番困ったのが、レッドスネークヘッドと言う熱帯魚です。

この魚は、雷魚の仲間なので、めちゃくちゃ食欲旺盛で、お腹がパンパンになっても、まだ食べようとします。

そのため、自分の成長をコントロールできません。

私は、5cm位の生体を購入し、90cm水槽で飼育していましたが、あっという間に成長し、最終的には、水槽内で身動きが取れなくなり、死んでしまいました。

このレッドスネークヘッドは、安価で熱帯魚ショップでもよく売られていますが、購入する際は注意してください。90cmの水槽では飼わないほうが良いです。

オススメは、シルバーアロワナ、ブラックアロワナなどのアロワナの仲間、ポリプテルスなどの底生肉食魚、レッドテールキャットなどのナマズの仲間ですね。

アロワナや、レッドテールキャットは自然界では1メートルくらいに成長しますが、水槽内では、60~70cm位までしか成長しません。

迫力も有り、キレイですので、ご興味の有る方は、飼ってみてください。

ちなみに、私はナマズの仲間も大好きなのですが、ナマズの仲間が大きくなるとものすごくかっこいいです。

ただし、ナマズの仲間は食欲旺盛なので、口に入るものは何でも食べてしまいます。

肉食魚を混泳させる時は、全て同じサイズにしないと、食べられてしまいますので注意してください。

私がよく行く熱帯魚ショップで聞いた話なのですが、朝お店に行くと、レッドテールキャットがアロワナをくわえて泳いでいたそうです。

しかも、食べられているアロワナとレッドテールキャットのサイズはほぼ同じだったそうです。

そんなこともありますので、ナマズの仲間を飼う際は気をつけましょう。

第2章 90cmの水槽で肉食魚を飼う際の注意点とは

第1章でもご説明しましたとおり、ほとんどの肉食魚は、成長サイズやスピードを自分でコントロールします。

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しかし、いくらコントロールするからと言って、エサをあげすぎるのはNGです。

肉食魚を飼う醍醐味は、やっぱり食事のシーンです。

大きな口を開けて、エサを食べるシーンは最高にかっこいいです。

そのため、エサをたくさんあげたくなるのはよく分ります。

しかし、ある程度成長すると、エサを食べる量は減りますが、目の前に大好きなエサが来ると、反射的に食べてしまいます。

90cmの水槽ですので、必要以上に成長させるのはやめましょう。

その他、混泳させる場合は、たくさん入れないほうが良いです。

熱帯魚ショップで購入する肉食魚も、購入時はベビーサイズがほとんどです。

たくさん水槽に入れたくなりますが、入れる魚がどれくらいまで成長するのか、ショップの定員さんに聞くなどして、確認してから購入することをおすすめします。

私も、90cmの水槽に10種類くらい、肉食魚を入れたことがありますが、成長スピードが遅い個体ができます。

おそらく、各々が大きくなりすぎて困らないように調整しているのと、エサを食べられない個体ができてしますのが原因だと思います。

たくさん肉食魚を90cm水槽に入れてしまうと、エサを上手に食べる個体が先にどんどんエサを食べてしまい、上手にエサを食べられない個体は、いつまで経っても大きくなりません。

成長に差がでてしまうので、あまりたくさん入れるのは、避けたほうが良いでしょう。

種類にもよりますが、5、6種類までが良いと思います。

メンテナンスのお話ですが、肉食魚は排泄物も多いので、水やフィルターがかなり汚れます。

エサの食いが悪くなったり、眼が白濁したり、体色が悪くなったら、要注意です。

ペーハーと亜硝酸濃度を測ってください。

排泄物により、水が酸化していることが良くあります。

特に、魚をたくさん入れている場合は、水質の悪化が早いので、できれば1週間に一度は、水換えとペーハーチェックされることをオススメします。

ろ過装置内の、活性炭は最低でも2週間に一回は交換しましょう。

ろ過装置の掃除は、飼っている魚の量にもよりますが、2ヶ月に1回位は行ってください。

肉食魚は、草食魚よりも丈夫ですが、水質の変化により、病気になったりしますので、水質のチェックは必ずしてくださいね。

まとめ

・90cm水槽でも、ほとんどの肉食魚が飼えます。

・大型肉食魚は、水槽のサイズに合わせて、成長スピードを自分で調整します。

・アロワナ、ポリプテルス、ナマズの仲間はオススメです。

・90cm水槽で混泳させる場合は、5、6種類くらいまでにしましょう。

・ろ過装置内の活性炭は、2週間に1回は交換しましょう。

・ろ過装置は2ヶ月に1回は掃除しましょう。

・水質のチェックはこまめに

今回は、90cm水槽で肉食魚を飼う注意点などを、お話しましたが、大型肉食魚は、自然界では、1メートル以上になる種類が多いです。

できるのであれば、魚の成長に合わせて水槽のサイズを大きくしてあげてください。

私は、水槽を8本所有していると冒頭でお話しましたが、大型になる肉食魚でも、購入した特はベビーサイズです。

45cmの水槽から初めて、60cm、90cm、120cmと成長に連れて、移動させます。

90cmの水槽でも、問題なく肉食魚を飼えますが、今回ご説明しました、注意点などを参考にして頂き、永く飼ってあげてほしいです。

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