スルメイカの太平洋での釣り方教えます。初心者でも簡単です。

魚釣り

スルメイカ

太平洋のスルメイカ釣りは、夏の釣りモノの中でも大人気です。

毎年5月から解禁になりますが、8月一杯まで楽しめます。

解禁直後の5月頃は、サイズが小さいものが多く、いわゆるムギイカが多いです。

ムギイカとは、麦の収穫の時期に釣れるのでムギイカと言われます。

8月頃になると、サイズもかなり大きくなり、同長30cmを超えるものも釣れるよになります。

太平洋のスルメイカ釣りは、水深100mから200m位で釣ります。

釣れる時は、100杯以上釣れることもありますので、とても面白い釣りです。

初心者でも、夏の太平洋でスルメイカ釣りを満喫する方法をご紹介いたします。

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タックル

竿

太平洋のスルメイカ釣りは、水深100m以上で釣りますので、オモリも100号若しくは120号を使います。

120号負荷対応できる竿が必要です。

一日中シャクっても疲れないように、軽くて丈夫な竿を選びましょう。

好みもあると思いますが、2m前後の先調子、2:8若しくは1:9のショートロッドがオススメです。

ショートロッドの方がシャクリやすいです。

あまりシャクらず、置き竿で釣りたいという方は、3mクラスの長竿でも良いです。

長竿なら、4:6位の調子の竿が良いです。

どちらもメリット、デメリットがあります。

ショートロッドは、軽くて扱いやすいですが、仕掛けが長いので、慣れないうちは手前マツリが起きやすいです。

長竿は、少し重量が有るので、一日中シャクると疲れて大変ですが、長い仕掛けも扱いやすいので、手前マツリが少ないです。

最近では、太平洋のイカ釣り専用ロッドも市販されていますので、使ってみるのも良いでしょう。

 

リール

水深200m近くで釣ることも多く、スルメイカはとても重いので、ある程度パワーのある電動リールが必要です。

ダイワなら500番、シマノなら3000番以上のリールが良いです。

仕掛けを早くタナまで届ける必要もあるので、ベアリングが多く入ったリールだとなお良いです。

10年位前は、太平洋のスルメイカ釣りのラインはPE6号を使っていました。

今のPEラインは細くても強度がありますので、3号か4号で十分です。

ラインが細いほうが、潮流の影響を受けにくく、オマツリしにくいです。

 

以前、シマノの1000番クラスの電動リールで太平洋のスルメイカ釣りをしたことがあります。

いざスルメイカが掛かっても、糸が全く巻けませんでした。

ドラグを目一杯しめても、スベってしまい、大変な思いをしました。

必ず、パワーのある電動リールを使用して下さい。

 

仕掛け

太平洋のスルメイカ釣りでは、プラヅノを使います。

ハリスは、8号から10号位を使います。

プラヅノは、14cm若しくは18cmを使います。

プラヅノの数は、ベテランの方は10本位使うかたもみえますが、初心者は6本までにしましょう。

慣れないうちは、手前マツリが頻発します。

スルメイカ釣りが解禁になったばかりの5月は、小さな個体が多いので14cmで良いと思います。

6月以降は、一気にサイズが大きくなりますので、18cmが良いでしょう。

これも、好みですので、どちらも構いません。

スルメイカは、泳ぐスピードが早く、共食いもする獰猛なイカです。

私は、一日中シャクってスルメイカにアピールする釣りスタイルなので、18cmを使うことが多いです。

太平洋のスルメイカ釣りのプラヅノ仕掛けには、数種類あります。

ブランコ仕様、直ブラ仕様、直結仕様がよく使われます。

ブランコ仕様は、幹糸から枝スを数センチとって、プラヅノがブラブラする仕掛けです。

直ブラ仕様は、幹糸に直接プラヅノを付けて、ブラブラさせる仕掛けです。

直結仕様は、幹糸と一直線にプラヅノを結び、一本の線のように、プラヅノを固定する仕掛けです。

どれを使っても問題ありませんが、それそれメリット、デメリットがあります。

ブランコ型は、スルメイカがプラヅノを抱きやすいので、しっかりカンナに掛かりやすいです。

太平洋のスルメイカ釣りは、サバの多い場所で釣ることが多いです。

ブランゴ型だと、サバがプラヅノを丸呑みしてしまい、縦横無尽に走り回るので、周りの人の仕掛けを巻き込んで、大惨事になることが良くあります。

直結型は、サバにプラヅノを飲み込まれる事はまずありません。

安心してスルメイカ釣りを満喫できます。

しかし、スルメイカがカンナに掛かっている部分が少ないので、しっかり仕掛けを張った状態で取り込まないと、いとも簡単にスルメイカが外れます。

サバに邪魔されたくない方は、直結が良いですが、慣れないと針ハズレが頻発しますので、注意しましょう。

私はいつも船長さんに、当日行く漁場のサバの状況を確認し、判断しています。

オモリは、120号を使う場合がほとんどです。

同船者全員同じオモリで釣って下さい。

一人でも違う重さのオモリを使うと、潮の流れにより、仕掛けが流れる度合いが違うので、同船者たちとオマツリが頻発します。

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迷惑になるので、かならず船長に言われた重さのオモリを使ってください。

 

釣り方

スルメイカは移動スピードがかなり早いイカです。

船長の合図と同時にすばやく仕掛けを投入して下さい。

船長の合図があったら、すぐに仕掛けを投入できないと、あっという間に群れが通過してしまい、釣れません。

群れの大きさによっては、1回の合図で1投しかできないことも多いです。

同船者の誰よりも早く仕掛けを指示だなまで投入することが大事です。
スルメイカは、自分の周りで、プラヅノに仲間が掛かると、興奮状態になり、そのイカの周辺のプラヅノを次から次へと抱いていきます。
たくさん釣る人は、仕掛けの投入が早いです。
イカツノ投入機が市販されていますので、使ってみるのも良いでしょう。

スルメイカの活性が高いと、仕掛けを下ろしている最中に掛かることが多いです。

突然道糸に糸ふけがでて、仕掛けが落ちていかなくなります。

スルメイカが乗った証拠なので、すばやく電動リールのクラッチを入れ、仕掛けを巻いて下さい。

 

スルメイカ釣りの醍醐味は、なんと言っても多点掛けです。

次から次へと、水を噴き上げながら釣り上がってくるスルメイカを取り込むのは、最高に楽しいです。

この多点掛けがで出来るか、出来ないかで釣果が大きく変わってきます。

 

私が行っている多点掛けのテクニックをご紹介しましょう。

スルメイカが掛かったら、電動リールを最高スピードで巻き始めます。

普通は、最高スピードで巻いてしまうと、スルメイカの足が切れたり、身切れしてバラしてしまうので、やりません。

ポイントは、最高スピードにしたと同時に、竿を上下に激しくシャクリながら10m場合によっては15mほど巻きます。

竿を持ち上げた時は、リールに負荷がかかり巻き上げが一瞬とまります。

その時、追い乗りしてきますので、竿を上下にシャクっていると、どんどん重くなっていきます。

ある程度重くなったら、多点掛け成功ですので、リールのスピードを落として、巻き上げて下さい。

この方法は、よく乗る船の船長さんがやっているのを見て覚えました。

実績のあるやり方ですので、参考になれば幸いです。

 

スルメイカは、足一本で釣り上がってくる事も多いので、上手に取り込まないと、船べりでバラしてしまいます。

なるべく、糸を緩めず、張った状態で一匹、また一匹と取り込んで下さい。

慣れないうちは、何度もスルメイカがサヨナラしますが、めげずに頑張りましょう(笑)

 

釣り上げたスルメイカは、イケスで生かしておきます。

釣り上げられた直後は興奮状態のため、茶褐色になりスミを吐きますので、かけられないように注意しましょう。

イケスにいれて少しすると、スルメイカが落ち着きます。

長い時間イケスに入れておくと死んでしまう個体も出てきますので、体表の色が落ち着いてきたものから、クーラーボックスにしまうようにしましょう。

ここでの注意ポイントは、クーラーボックの中の氷にスルメイカを直接触れないようにして下さい。

直接触れると、身がやけて味が落ちます。

ビニール袋で良いので、数匹づつ分けていれ、できれば新聞紙などで包んで氷の上に乗せて下さい。

ベテランの方は、クーラーボックに合った形の、イカ専用スノコみたいなのを自作し、そこにスルメイカを並べている光景を見かけます。

スルメイカが直接氷に触れなければ、どんなものでも良いです。

慣れたら、自作すると楽しいですよ。

まとめ

・竿は錘負荷120号のものを選択。ショートロッドなら先調子2:8か1:9、長竿なら、4:6位が扱いやすい。

・リールはパワーの有る電動リールを使用。ダイワなら500番、シマノなら3000番クラスを選択。

・仕掛けは、プラヅノ14cmまたは18cm、針は6本以下が扱いやすい。

・オモリは、120号を使うことが多い。必ず船長から指示された重さを使用する。

・合図があったら、すばやく仕掛けを投入する。

・スルメイカが掛かったら、できるだけ、追い乗りさせる。

・取り込みは、糸を緩めず、一匹づつすばやく抜き上げる。

・釣ったスルメイカは、生きているうちにクーラーボックスに入れる。

・氷とスルメイカは、直接触れないようにする。

 

太平洋のスルメイカ釣りは、体力勝負です。

私は釣りに行った次の日には筋肉痛になってしまいます(笑)

炎天下の中、120号のオモリが付いた竿を何度も何度もシャクるので、汗だくになります。

水分補給をしっかりしないと、熱中症になってしまいますので、飲み物はたくさん持って行きましょう。

私は2リットルのお茶を持参しますが、それでも足りない時が有るくらいです。

 

船の上で沖干しを作る方が多いです。

竹串を使って、上手に干しています。

作り方を聞けば、丁寧に教えてくれるベテランさんも多いので、作りたい方は聞いてみましょう。

 

太平洋のスルメイカは、水深が深いところにいるので、アニサキスなどの寄生虫が付いていることが少ないです。

私は、一度も見たことがありません。

 

太平洋のスルメイカ釣りは、仕掛けもシンプルですし、仕掛けの投入がしっかりできれば、誰でも簡単に釣れます。

釣ってよし、食べてよしの太平洋のスルメイカ釣り。

ぜひ、挑戦してみてください。

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