ヒラメの船釣りのエサ。生きイワシとアジどちらが良いか検証してみた

魚釣り

ヒラメ

活餌を使ったヒラメ釣り。

一度あのあたりを経験したら忘れられないほど、スリリングな釣り。

ヒラメ40と言われるが、餌をくわえて、しっかり飲み込むまでの時間が長いので、40数えてから合わせると良いという例えですが、時としてひったくるようにエサを持っていくこともあります。

フィッシュイーターと言われるヒラメは肉食魚です。

普段は、海底の砂の中に潜み、頭だけを出し、近づいてきた小魚などを捕食すします。

基本的に夜行性だが、ヒラメ釣りは昼間に行われることが多い。

生息場所は、水深100メートル以上の深場から、水深数十センチの浅瀬まで、広く分布しています。

砂浜からのルアー釣りでも、80センチ近いヒラメが釣れることもあります。

ヒラメ釣りは、冬のイメージがあるが、夏でも普通に釣れます。

むしろ、夏のほうが食いが良いです。

しかし、食味は断然冬です。

夏のヒラメはねこまたぎと言われ、猫もまたいで通るほど美味しくないと言われている。

実際、夏のヒラメを食べたことがあるが、まずくはないが脂ののりが少なく、かなり淡白な感じでした。

今回は、舟からの活餌で狙うヒラメ釣りのポイントを、私の経験を踏まえ検証していきたいと思います。

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まずは、アジのエサの検証です。

私が舟からのヒラメ釣りを初めてした時のエサは生きアジでした。

仕掛けもシンプルな胴付き仕掛けで、トリプルフックの付いた丸セイゴバリの仕掛け。

エサのアジは、予め船長が用意してくれており、乗船者に数匹ずつ配られます。

親ばりをアジの鼻に通し、孫バリを尻ビレ付近にかける。

船長の合図とともに、仕掛けを落としていくのだが、一気に落としてしまうと、アジが弱るので、軽くサミングしながら落としていきます。

オモリが着底したら、仕掛けを1~2メートルほど浮かせてあたりを待つ。

私の経験上、この着底直後にあたりが出ることが多い。

ヒラメは目が上を向いて付いているため、上から落ちてくるものに反応します。

そのため、着底した直後にあたりがあるのだろう。

アジの活餌の検証 その1 船宿が予め用意したエサの場合

今回は、船長から配られたアジの活餌。

心なしか痩せている・・・。

いけすの中でエサも食べられず、数日泳いでいたであろうことが予想される。

正直、元気満点なエサでは無い気がします。

実際、使ってみると、数投で弱ってしまい使い物にならなくなった。

あたりは普通に出るが、食い込みがイマイチで、針がかりしないことがしばしば。
(私の腕が悪いだけかもしれないが)

その舟には、何度もヒラメ釣りでお世話になっているが、やはり毎回同じようなあたりが多い。

爆釣した記憶はない。

アジの活餌の検証 その2 その場で釣ったアジの場合

ヒラメのポイントの海域で、自ら釣ったアジを使って釣りをすることがあります。

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正直、ヒラメ釣りの時間が短縮されるため、ガッツリヒラメ釣りをしたい方には、少しまどろっこしいかもしれない。

しかし、その場で釣ったアジをエサにすると、エサ持ちが良いのはもちろんだが、ヒラメの食い込みが違うのだ。

ガツガツとアジをくわえ、数十秒間海中でホバリングしながら、エサを飲み込み感じが、ロッドを伝って感じ取れる。

そして、一気に底に向かって反転していく。

いけすのアジと釣ったばかりのアジのあたりの決定的な違いは、最初のガツガツと言うファーストバイトが、釣りたてのアジは、しっかり手に伝わってくる。

暴れ回るアジを逃すまいと、ヒラメも必死に食いついてくるからだろう。

アジをエサにするなら、断然その場で釣るスタイルをオススメしたい。

イワシの活餌の検証

イワシは、いけすに入っている物も、釣ったものもほとんど変わりない。

イワシは弱りやすい魚なので、船宿も当日仕入れたイワシを使っていることが多く、弱っているということは少ない。

しかし、イワシに針を掛ける時は、水の中でそっとつかみ、すばやくかけないとすぐに弱ってしまいます。

さらに、仕掛けを投入するときも、ゆっくりサミングしながら落としていかないと、これもイワシを弱らせてしまう。

私の経験上、弱ったイワシは、ヒラメの食い込みが圧倒的に悪いです。

弱ったイワシでは、あたりがなかったのに、元気なイワシを落とした瞬間に食ってくることがよくあります。

イワシが弱ったら、すぐに元気な個体に帰ることを強くオススメします。

生きイワシを使うメリットとして、一番多いいのは、食い込みが良いこと。

ヒラメが噛み付いたファーストバイトで、イワシの動きはほぼ止められる。

実際、ガツガツとあたった後は、イワシの生命反応が、伝わってこない。

アジの場合、抵抗している感じが伝わってくることがある。

イワシは、アジのように体高がないので、ヒラメの口に入りやすい。

実際にアジを使ったときと、イワシを使った時の針ががりを考えてみると、私の経験上イワシのほうが、圧倒的に針がかりしています。

そして、イワシを使うと、ヒラメ以外の魚も積極的に食ってきます。

私は、ヒラメを釣っていて、大型の真鯛がかかったことがあるし、青物はもちろんのこと、カサゴ、ハタなどの根魚もよく釣れます。

ヒラメ釣りに、ベストなエサは生きイワシであるといえるでしょう。

まとめ

アジは、エサ持ちがよく、扱いやすいが食い込ますのが難しい。

船宿が用意したアジよりも、この場で釣ったアジを使うほうが、食わせやすい。

イワシは、弱りやすいので、丁寧に扱わないといけない。

弱ったイワシは、早めに交換する。

結論から言うと、生きイワシを使ったほうがヒラメを食わしやすいと言えます。

イワシが手に入らなければ、その場で釣った元気なアジを使うことをオススメします。

何れにせよ、活餌を使った釣りのポイントは、いかに元気なエサを使うかにかかっています。

ヒラメ釣りは難しいと思われる方も多いかもしれないが、条件さえ合えば2桁釣ることも可能です。

スリルイングなやり取りがたまらない舟ヒラメ釣りに是非挑戦してほしい。

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